お誘い:関東支部寄り合い・盗用問題と出版倫理について考えよう

笠井千晶さんの監督作・ドキュメンタリー映画「Life 生きてゆく」(2017年より公開、2018年5月に山本美香記念国際ジャーナリスト賞を受賞)とほとんど同じストーリーのノンフィクションの書籍が大手出版社から2018年8月に出版されました。
映画と本で、同じノンフィクションとはいえ、構成がほぼ同じ、本に出てくるセリフも映画と同じ箇所がいくつもある等、著作権を侵害していると考えられます。また、その本の著者が映画上映会に何度も参加し、笠井さんに「映画を元に本を書きたい」という話をしており、それを明確に笠井さんが断ったにも関わらず、結局無断で映画と同じ内容の本を出版した、という事に偶然内容が似たのではなく、そもそも映画を元にして本を書いたとしたか思えないという話です。大手出版社がなぜこのような本を出版したのか、責任も重大かと思われます。
出版社は売れれば何を出版してもいいのでしょうか? 出版倫理はどこに行ってしまったのでしょうか? 出版労働者は、労働組合は、作り手として何を守ればいいのでしょうか。
出版、マスコミ全体の問題として考えなければいけない問題を当該の笠井さんの報告の後、出版、新聞などマスコミで働くパネラーのみなさんと会場の参加者とでディスカッションします。ぜひ、ご参加を!

日 時:2019.12.13(金)18:30
場 所:出版労連会議室
内 容:
●盗用被害についての経過報告 笠井千晶さん(ドキュメンタリー監督)
●パネルディスカッション
 高橋淳さん(朝日新聞社記者)/三宅勝久さん(ジャーナリスト)/常世田智さん(大手出版社勤務 出版労連組織争議対策部)
 コーディネーター 北健一さん(ジャーナリスト)
●会場との討論
主 催: 出版ネッツ関東支部