月刊フォーラム 2013年12月号(1/4)

イベントの秋 学びの秋


天高く馬肥ゆる秋には脳や心にも栄養を──というわけでこの秋、出版ネッツが関わったイベント2つをレポートします。
1つは10月27日に出版労連・新聞労連・全印総連共催で開かれた文字・活字文化シンポジウム、
もう1つが同31日に出版ネッツ関東支部・出版労連共催でおこなわれた下請法に関する寄り合いです。

三浦しをんさんを迎え、コーディネーターとして

――第4回文字・活字文化シンポジウム「書き手のこだわり 作り手のこだわり」――

文字・活字文化シンポジウム会場

約180人の聴衆を集め、イベントは大成功


■断れない男がついに学士会館で!?
文字・活字文化シンポジウムに、コーディネーターとして参加しました。これまでシンポでは落合恵子さん、椎名誠さん、大宅賞作家の稲泉連さんほかをお招きしてきましたが、今回は三浦しをんさんと小学館出版局プロデューサーの菅原朝也さん、朝日新聞編集委員の河原理子さんを交えてのトークです。会場は、ついに本の街、神田神保町の学士会館で催すことができました。
コーディネーターとは何か、それは鼎談を仕切る人というような立場で、前回までは「週刊金曜日」の北村肇編集長がつとめていた役。つまり、重責です。昨年まではスタッフとして参加していた私がなぜそんな役を仰せつかったかというと、出版労連の出版・産業対策部という部局の事務局長をつとめているから、でしょう。しかし、私は人前で話すのが大の苦手。そういうわけでと断ったかというと、私は人からの頼まれごとを断るのも大の苦手ときているのでした。

(続く)

※月刊フォーラム(forum)は、出版ネッツの機関誌です。