報告:校正部会例会

4月25日に校正部会「医療用語の摩訶不思議?」が開催されました

話題提供者は、さまざまな分野のお仕事をされた後、医療・介護が主に専門になってからの
フリーランス歴約10年の石川さん(編集・執筆)と、医学雑誌の校正・編集補助の
契約社員を20年勤めていらっしゃる成田さんのお二人。参加者は21名でした。
医療用語の同音異義語(使い分けが必要なものも)、iPS細胞のi はなぜ小文字か、
医療用語で出てくる欧文の略称、気をつけなければいけない施設名や大学の講座名、
参考文献の並べ方や、医療雑誌などに掲載される際の、患者さんの写真の取り扱い方など盛り沢山な内容でした。
表現や漢字の使い方について、医療従事者の側からだけではなく、患者会の方から、
「こういう表現にしてほしい」と要望があったというエピソードが印象的でした。
患者さんが受け身ではなく、積極的に自分の病気についての表現に意見を述べる姿勢に、なるほどと思いました。